2008.6.29
 パソコンを使い続けていると、起動が遅くなったり、ソフトの動きが重くなったりでイライラしていませんか。
「以前は快適に動いていたのになあ」と不思議に思ったりしていませんか? その原因の一つは、ハード
ディスクにあるのです。 実は、パソコンというものは、普通に使い続けているだけで遅く、そして重くなって
くるものであるということを認識してください。ハードディスクの内部は使っていくだけでどんどん散らかって
いきます。
なぜかというと、
 @保存、削除の繰り返しで、ファイルは断片化されバラバラになっていっているのです。
 Aインターネットに接続するだけで、勝手に一時ファイルが増え続けていきます。
 Bウインドウズやソフトがデータを保存するために勝手に「作業用一時ファイル」を作り増加させます。
 C周辺機器やソフトを追加した時に設定情報を記録することにより「レジストリ」は肥大化されていきます。
このようにしてパソコンはだんだん「遅く」、そして「重く」なっていくのです。
これらを整理整頓することが「軽く」「速く」するためのカギとなります。

 その、整理整頓の仕方は次の手順で行います。
 1.不要ファイルの削除
 2.レジストリの整理
 3.デフラグで断片化を解消
 この3つを定期的にメンテナンスしていけばずいぶん違ってきます。

 1.不要ファイルの削除
 @インターネットエクスプローラー→ツール→インターネットオプション
 A全般タブのところの中段にインターネット一時ファイルがあります。
   削除をクリックする前に、設定をクリックして下さい。→「ファイルの表示」をクリックすると溜まっている
 一時ファイルを見ることが出来ます。初めて見られた方はあまりの多さに驚かれることと思います。

 2.レジストリの整理
 @スタートボタン→「ファイルを指定して実行」→ファイル名に「regedit.exe」というプログラムを実行。
 Aただし、これは、不用意に私等初心者がレジストリを変更し、へたをすると大変なことになりますので
「ファイルを指定して実行」からはやらない方がいいでしょう。そこで、専用ソフトを使いますが、このソフト
の使い方は最後にご紹介します。

 3.デフラグで断片化を解消
  「デフラグ」という言葉は皆さんも聞かれたことがあると思いますが、この「デフラグ」は上の2つを実行
した後で行うとより断片化はきれいに整理されます。デフラグの実行方法はご存知の方も多いと思いま
すが
 @マイコンピュータ→ローカルディスク(C:)の上で右クリック→プロパティ→ツールタブ
  そうすると、「エラーチェック」と「最適化する」が出てきます。
  エラーチェックが終わってから、最適化しましょう。
 Aエラーチェックをクリックし「不良セクタをスキャンし、回復する」にチェックマークを入れ「開始」をクリック
しエラーチェックを先にしておきます。
 Bチェックが終わったら「最適化する」をクリックします。

  この、「エラーチェックも」「最適化」も短くて数時間、長いと半日以上はかかります。しばらくパソコンを
使わない時間にしましょう。

 ※レジストリの整理はさわらない方がいいと書きました。そこで、初心者でも簡単に整理出来るフリーソ
フトがあります。レジストリだけではなく不要ファイルも削除してくれますので大変便利なソフトです。
 そのソフトは「CCleaner」というフリーソフトです。「CCleaner」で検索してください。簡単に出てきます。
ダウンロードしてインストールする方法も簡単です。
 海外製のソフトですがインストール画面で「Japanese」
を選択すると日本語が出てきますので安心です。後は、指示に従ってインストールしてください。
インストールが終わったら
まず、不要ファイルを削除します。
@クッキーとフォームへの入力履歴はチェックマークを外してください。
Aクリーナーボタンを押します。
B解析ボタンを押すと削除対象のファイル一覧と合計容量が表示されます。
Cクリーンアップ開始ボタンを押すと削除されます。

次にレジストリの整理です。
@レジストリボタンを押します。
A「問題点のスキャン」を押すと、不要なレジストリが表示されます。「問題点の解決」クリックすると。
バックアップしますかと聞いてきますので万一に備えて「はい」をクリックします。
これで難解な不要レジストリもきれいに
削除できます。

「CCleaner」で行うのはこの二つです。この二つが終わったらデフラグしましょう。

再度手順を書きますと、
1.不要ファイルの削除→2.レジストリの整理→3.エラーチェックを含めたデフラグ

この3つを定期的に実行することにより、だいぶ変わってくると思います。メンテナンスは絶対必要です。
定期的に必ず実行していきましょう。

                    これは、「日経PC21」20007年4月号から一部参照させていただきました。